++++座談会09++++
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=帯に関して=
藤原:ええと、また題目が変わってくんですけど、あのー帯に対する大賀さんの感覚が非常に独特でして、もう一度その辺りの事も確認し合って理解を深めておいた方が良いのかなと。あのー大賀さんにとって、柔術の帯の意味、黒帯の意味ってどういう風に考えていらっしゃいます? 僕なんかと帯の事を話してると、かなり極端な言い方で仰るんで。
大賀:うん、ある程度実績のこせば良いんじゃない……
藤原:また事前討議の掲示板と、全然違う事言ってるような(笑)
大賀:違ったっけ?(笑)
藤原:要は、大賀さん、帯があがる事に付いて、どれくらいの精神性を勘案してるのかという。
大賀:ああ、精神性は求めてませんよ
藤原:皆さんはどうお考えなんでしょうかね? やっぱり上村さんからは、あまりむちゃくちゃな性格の人に出しちゃマズいんじゃないかというご意見が。
上村:だって、危ないもん。やっぱり、危ない技を教えるんだし。
藤原:まぁ、ねわワにはあんまり無茶をされる方はいないから、それほど問題は無いかなとは思うんですけど……その辺を差し引いても、皆さん、帯があがる事に対する精神的な面のこととか、皆さんはどうお考えですかね?
大賀さんがあまりにもその辺の考えが極端に無いというか、下手すると卑下するような言動もあって。
技術だけ教えて、5年で黒帯になれりゃいいじゃんとか、平気で言いますしね(笑)。そう言う感覚で、大賀さんが帯を出し続けても、皆さん宜しいですか?
大賀:そういう凶暴な人はさ、どんどん帯上げて、強い人と戦わせて負けさせた方が俺は良いと思うんだけど。
藤原:まぁそこまで極端な例でなくても……(笑)、ここにいらっしゃるような人たちを対象に話してもらえれば良いと思うんですけどね。例えば、紫帯なんだから、ある程度最低限の技以外の人格条件を求めておくとか。
新井:あ、そういうのは要らないと思います。それは、多分別問題だと。
藤原:やはり別問題だと考えてる人の方が多いのか、それともある程度くっついてるほうが格闘技道場としてはあるべきなんじゃないだろうかとか、皆さん、持論はありますか?
上村:標準的な人より、素晴らしくなきゃいけないとか、そこまでは思いませんけど。それよりも著しく酷い人、人に迷惑かけるとか、そう言う人とはそもそも仲間として付き合いたく無いじゃないですか。帯あげる以前に、お前破門だって言うか(笑)。
一同:笑
上村:精神性まで言わなくても、危険な技を教える武道は、最低限人並みの人格的な面もないと危ないんじゃないかって。ちょっと君性格悪いから紫あげないとか、そう言うんじゃないですけど、やっぱりあんまりにもヘンチクリンな人とは一緒に練習したく無いですよね?
大賀:あんまりヘンチクリンな人は見た事無いな
上村:多分、それは寝業、組み技っていうのは、他の武道・格闘技よりも穏やかな人が多いんで、あんまりチンピラっぽい人がいないってのがあるんでしょうけど。特にここは、年齢層も高いし、社会的にもきちっとした多いから、現実的な問題が起きてないんでしょうけどね。
藤原:新井さんなんか、さっきあまり精神的な事は気にして欲しく無いって感じでしたけど、あれですか、やっぱり試合とかの実績をある程度積んであがるというのでいいじゃないかというかんじでしょうかね? まぁ、今、一般的にブラジリアン柔術の方はそう言う方が多いですかね。
新井:帯に関しては、強ければ良いと
藤原:帯毎のランクに達していれば、いいという
新井:そうですね
藤原:アルプスの方たちとかどうでしょう?
上條:そうっすね、僕はあんまり精神性とかは求めたりはしないですけど……
小山:ブラジリアン柔術の利点で、帯の色でその人の強さが分かると言うのが、僕は好きですね
大賀:藤原君は、なんでそこに拘ってるの?
藤原:いや、拘ってるってほどじゃないですよ。むしろ、日本の武道って、普通そうなってることのほうが多いですもんね?
大賀:ああ多分さ、始まったばかりの頃、江戸とか明治とかの頃はとんでもない人が多かったから、言ってたんじゃないのかなって俺は思うんだけど
上村:嘉納治五郎先生が、その辺の危険な技を排除して、教育的な側面も強調して講道館柔道を創った訳ですよね? 学校教育にも取り入れられるような形で。やっぱり、学校教育に取り入れられるような武道は、教育的な効果もあって、心身を鍛えて、お互いをリスペクトしながら技を掛け合うってのは、まぁ大げさに言えば人柄を立派にする効果があると。藤原さんはそういう風に考えてるんじゃない、礼に始まり礼に終るっていうか、空手道場に子供を通わせる親の気持ち
藤原:なんていうかそこまで大げさでなく。普通に日本で生活してて、まぁ格闘技道場が帯の色で序列付けしてるのを見たなら、まぁそういう風に思うものなもんなんじゃないの?ってくらいの感覚なんですけど。あまりにブラジリアン柔術の方が気にしてらっしゃらない様子なので。
上村:まぁ、青より紫の方が人格が上とか、そういうのは……
藤原:いや、そこまでは全く思いませんけど
上村:外国の人とか、日本の武道にそういう憧れ持ってみるじゃないですか。だから、そう言う良い側面をまったく否定しちゃうのはどうなのかって言うのは、僕も心情的には分かりますけど
藤原:古武術とかやってらっしゃる小澤さんはどうでしょう? ある程度あったほうがいいと考えますかね、それともブラジリアンだからそれはいいんじゃないという?
小澤:いや、やっぱりまったくの素人の人が黒帯の人を見たら、この人は人格者なんだって言うのは、一般的には思いますよね。
藤原:ああ、やっぱり(笑)
小澤:こういうのは、二人いて技を掛け合ってという競技なので、お互いにいいパートナーであるべきだと思うんですよ。だからこそ、どんどん伸びてくんだと思いますね。まぁやっていけば自然に人格的にもあがっていくと思うんですけど。
上村:そういう期待を持ってる方もいらっしゃるんですね
小澤:やっぱり帯が上がるってことは、人に対して教える立場になる訳で、ある程度は精神的な面も必要なんじゃないかとは思います
藤原:長谷川さんとかは? 帯ってどう考えてますかね?
長谷川:今回、この話題が出るまで考えた事が無くて……
藤原:あ、そうなんですか(笑)
長谷川:とりあえず自分、技とかとにかく全然覚えられないんで、とりあえず試合に勝てば頂ける大賀先生の帯はありがたいですねぇ
一同:笑
藤原:長谷川さんて、発言が面白いですね(笑)
長谷川:自分本当、技とか本当に知らなくて、多分、紫帯にしては一番知らない方だと思いますんで……。それでも先生から頂けたので、それは非常に嬉しかったです。
大賀:まぁ、精神性と言っても、柔道剣道だったら、見てるのは礼が出来てるかとかくらいでしょう。藤原君はさっき、柔術は特に見てないって言ったけれど、柔道、剣道だって、見てるのはそのくらいで、あとは服装ちゃんと着れてるかくらいじゃない?
藤原:いや、柔術家の方って、ほら、妙なパフォーマンスをされる方が多いから……(笑)。
大賀:あ、なるほどね。
藤原:ちょっとどうなのかなって。いや、特別、僕がそう言うのを嫌ってるってことは無いんですけど。皆さんはどうなんです?
大賀:俺は個人的には嫌ってるけど、しょうがないんじゃない
新井:パフォーマンスって?
藤原:うーん、まぁ具体的に挙げちゃえば某さんとか。
上村:プロだからじゃない? 確かに、試合はプロ興行じゃないのもあるけど……。
藤原:そうですね、アマの大会でも……だから、どうなのかなって? その方を個人的に嫌いだとか言う訳じゃないんですけど。
上村:まぁ柔道であったら、許されないよね。
大賀:まぁプロの人だからしょうがないって言っても、あの試合はアマチュアだから、俺は個人的にはしない方が良いと思うけど。まぁしたいならすればっていう。天罰が下るなら下るだろうし、下らないんだったらくだらないでしょう。
ただ、自分の生徒だったら、やっぱりそれは考えなきゃいけないだろうね。
藤原:まぁねわワ的には一応、会員さんの大半を常識人が占めてるので、後はそれなりに試合に勝ったり、練習を積んだりして上げていくという共通認識で宜しいでしょうかね?
大賀:そうだね
藤原:ちょっとまぁあまりにも困った人が出て来たら、それは別問題という感じで。
大賀:あの、ちょっといい? 昔の柔術はさ、くらいうちって言って、あまりにも問題児が来たらさ、帯どんどんあげて「はいバイバイ、教える事無いよ」ってのがあったらしいけど、俺ちょっとそういうのに近いかも。
一同:笑
上村:でもね、俺は大賀から茶帯もらったぜって言って狼藉働いて、柔術の名を貶めるとか、新聞沙汰になったりという事だってありえる訳ですよ。他の武道や格闘技にはそういう歴史がある訳ですよ。柔術だって、これからそういう不幸な例が出ないとは限らない。
大賀:なるほどね。
上村:社会的な認知度を高めていきたいという風に高尚に考えるのであれば、社会に有用な人物を輩出する……むしろこれは大賀さんの考えじゃないですか。寝業を通じて、社会の役に立つ人物になって欲しい。それは、人格って言い方するのが、他人に求めるもんじゃないとか謙遜されてるのかもしれませんけど、そう言う人物を育てたいってところはありますよね? 育てると言うより、育って欲しいというか
大賀:うーん、俺の背中を見てろって言う
上村:今皆さん、言いましたよ、俺の背中を見てろって!
大賀:ふふふ(笑)
藤原:(笑)まぁ帯の話しはそれくらいですかね
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(C) 大賀道場&ねわざワールド 2007